4コマ漫画【プログラミング教育必修化】これから小学校・中学校で何を学ぶの?

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パソコン、タブレット、スマートフォン……昔、子どもの頃にはなかったものが今や生活の一部ですよね。そしてこれらIT機器の使い方に関して、学校で勉強する機会は少なかったはずです。
けれどIT技術は急速な発展を続けていて、日常生活の中で使いこなす必要が出てきました。

たとえば、

  • 体調が悪いときのオンライン診療
  • 自宅で働くリモートワーク
  • 世界中の人と交流するオンライン会議

など、技術の進歩でやれることはどんどん増えてきます。そして、これら社会の変化に伴い、文部科学省はプログラミング教育の必修化を決定しました。

  • 2020年度〜 小学校
  • 2021年度〜 中学校
  • 2022年度〜 高等学校

と、学校でのプログラミング教育は既に始まっています。

プログラミング教育が高校まで必修!

親として、どうすればいいんでしょうか?

確かに、自分は受けたことのない授業ですから心配ですよね。

ではまず、小学校、中学校、高校で、それぞれどんなことを学ぶのか

知っていきましょう

小学校で学ぶプログラミング教育のこと

小学校には、ぼくのパソコンがあるよ!

ええっ、1人1台あるの? 必要なときだけ借りるんじゃなくて?

これは文部科学省の「GIGAスクール構想」でも言われていますね。

昔のように何人かで使い回すのではなく、1人1台PCを持つことで、

デジタルコンテンツ(デジタル教科書・教材など)を有効活用できるんですよ~

なるほど。自分のパソコンがあるって興味ややる気につながるかも!

うん。それでね、今日の宿題はGoogleクラスルームに出すんだよ

ええ……? 何それ……

Googleが作った、学校向けの無料Webサービスですね。

活用している学校では、出席を取ったり、課題提出に使ったりしているようですよ

なんだかよくわからないけど、すごいなぁ。もう子どもに追い越されてる感じ…

このように、パソコンが1人1台という状況を活かした教育が既に始まっています。
といっても、小学校では、プログラムを書くことを教えるわけではありません。「プログラミング」という教科・科目はないんです。

まずは算数、理科、音楽、総合など、普段の授業の中でプログラミング教育が実施され、文字入力など基本的な操作を身につけます。同時に「プログラミング思考力」という、筋道だった考え方も学んでいきます。いきなり英文で何か打ち込むような難しいことはやりませんから、安心してくださいね。

「プログラミング思考力」について、下記の記事で詳しく説明しています。

小学校で学ぶプログラミング教育とは

  • パソコンの基本的な使い方を実際の授業を通して学ぶ
  • プログラミング思考力を身につける

など、情報社会で生きていくための土台となる部分を作ります。

中学校で学ぶプログラミング教育のこと

小学校では、日本語でプログラミングの考え方を学ぶんですね。

安心しました!

じゃあ中学生になったら何をするの?

中学校では、技術・家庭科という科目があります。

その中の一分野として学ぶんですよ

技術・家庭科……。

昔、ノコギリとかを使って木材を工作した記憶が……

今の時代は、パソコンやインターネットの仕組みや用語、

正しい使い方を学ぶことも「技術」のうちなんですね

なるほど…! 特にインターネットは安全に使ってほしいですもんね。

私はわからないから、学校で教えてくれるなんてありがたいなあ

小学校でも同じですが、プログラミング教育では、必ずパソコンを使うわけではありません。中学校では、以下の項目が学習の主題になります。

・情報セキュリティを含むネットワークについての学習
・双方向性のあるプログラミングによる課題解決とプログラムの改善

うーん、この話はちょっと難しいです

たとえばこういう課題があるとします

【みんなを幸せにする自動ドアのプログラムを作ろう】
子どもが来るお店の自動ドアは、どういう機能があれば、みんなが安全に使えるでしょうか?

みなさんだったらどう考えますか?

例えば、
小さな子どもはお店から勝手に出てしまうかもしれません。
それを防ぐために、自動ドアに必要な機能はどんなもの…?
を考えていきます。

ここにはこういったプログラミング思考の要素が詰まっています。

  1. 使う人や状況を想定する……「安全」「利便」「経済」「環境」及び「利用者」「管理者」の視点から【シミュレーションする】
  2. 利用者全員が安全に使える機能は、具体的に何かを考える【課題を探る】
  3. それを実際にプログラミングする【課題解決方法を具体的に提示する】
  4. 想定通りに動くが考える【デバッグして改善する】

問題を見つけるところから、解決までやるんだ……本格的ですね

最終的には、作成したプログラムの動作確認をして、

上手く動かない場合はどこがおかしいかを探して修正し(デバッグ)、

より良いものへ改善していく、という取り組みになりますね

全然わかんない

本当に新しい分野で先生方もまだ教えるのに慣れていませんし、

将来的には、この分野でつまずく生徒が出る可能性はありますね

ええっ、どうすれば……

授業を聞いて、もし苦手なようでしたら、

やはりほかの教科と同じように塾に通うことも

一つの選択肢として考えてもいいかもしれませんね

もしかして、パソコン教室ってやつですか?

昔のパソコン教室は、ワードやエクセルの使い方を教えるところが多かったんですが、

今は小中学生向けの塾として、プログラミング教室が人気ですね。

これについては、また詳しく説明しますね

うーん、確かにまだカワスケが得意かどうかもわからないし……。

でも早めにやっておけば、中学生になったときに困らないかも

確かに、「考え方を身につける」という意味では、

今から通っても問題ないですよ

プログラミング教室や通信教材をお探しの方は、当サイト運営者のprogrammamaのリアルな口コミ・体験レポートをどうぞ。

このように親の立場では心配は尽きないかと思いますが、絶対に塾が必要なわけでもありません。

中学校で学習するプログラミング言語は、日本語化もできるビジュアルプログラミング言語「Scratch」(スクラッチ)や日本語で入力できる「なでしこ」などです。英文などに悩むことなく「このプログラムを動かすには、どういう順番で、どういう構造がいいのか」と、日本語で考えることができます。

「どういうプログラムがあれば、問題が解決するのか」

このように、今ある仕組み(プログラム)を使う受け身の姿勢ではなく、自分でプログラムを作って動かしてみるという、双方向の取り組みに挑戦していくことが大切なんですね。

実際のプログラマーは、プログラムをアルファベットを使った色々な言語で書いていますが、学校教育はプログラマーを育成することを目的としていません。あくまでも「課題の捉え方」「解決法を探す」など、思考力の強化が目的となります。

中学校で学ぶプログラミング教育とは

  • 生活や社会を支える情報の技術
  • ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングによる問題の解決
  • 計測・制御のプログラミングによる問題の解決・社会の発展と情報の技術

など、パソコンだけでなく、多くのIT機器を用いて何ができるか、また情報社会がどのように成り立っているかなど、視野を広げていきます。

次は高校で学ぶプログラミング教育のことが気になり始めました。

そうそう、この前「情報」が大学入試の受験科目になるって聞きました!

ほ、ほんとに・・・?

本当です。

「大学入学共通テスト」のことですね。

詳しくはまた次回お話ししますね。

つづいて、高校で学ぶプログラミング教育については下記の記事をご覧ください。

さらに、社会人になっても生きていくるプログラミングで習得した力については、下記の記事をご覧ください。

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