口コミを見ると、悪評が少ないLITALICOワンダー。
「子どもが夢中になる」とか「先生が子どもに寄り添ってくれる」とか「部屋がカワイイ」とかいいことがいっぱい書かれていて、「そんなにいいところなら、我が子にもどうかな・・・」と思わざるを得ない評判の良さ。
これは期待ができるのでは、と思いつつ、本当のところが知りたくて、6歳長男と一緒にLITALICOワンダーの体験に行ってきました。
口コミ評判がめっきり良いLITALICOワンダー
・・・真相はいかに?
参加したのはLITALICOワンダー吉祥寺校の「ゲーム&アプリプログラミングコース」です。
6歳の僕の体験談だよ〜
LIALICOワンダーが気になっているママやパパに向けて
費用対効果がどんなものかレポするよ〜
LITALICOワンダーの総合評価
母の視点とWebエンジニアの視点で総合評価
まずは、Webエンジニアの視点と母の視点からみた評価です(家庭の事情を判断材料に入れない)。
総合評価
- 総合評価: ★★★★☆
- 人にオススメしたいか: ★★★★★
- 子どものウケ: ★★★★★
- 教材の質: ★★★★★
- 授業の質: ★★★★★
- Webエンジニアの視点からみた子どもへの効果は?: ★★★★★
- 母の視点でみた金額コストは?: ☆☆☆☆☆(高い)
- 母の視点でみた送迎などの親への負担は?: ★★☆☆☆(大きめ)
- 費用対効果: ★★★☆☆(妥当)
では実際のところ、私自身は家庭の事情も含めて、LITALICOワンダーに子どもを通わせたいと思ったかどうか・・・
継続利用したいかどうか
- 結論:通わせたい。けど、できませんでした。
- 主な理由:
- 教材の質と量が◎
- 費用対効果が妥当
- 子どもが楽しみながら学べている
- 子どものものづくり力と創造力がつきそう
- 子どものメンタル部分や性格に寄り添ってくれる
- 料金が高くて兄弟を通わせるとなると躊躇
LITALICOワンダーの評価:費用対効果は?
LITALICOワンダーは、コストに対する利用価値や魅力はある?
コストに対して効果は妥当なものか、これは子どものお稽古事や教室を通うわせる上で親が特に気になるところです。
下記まとめに書いてあることを総合的に考えて、私が出した判断としては、LITALICOワンダーは「妥当」となりました。
LITALICOワンダーを費用対効果の観点でまとめてみます。
LITALICOワンダーで得られる子どもへの効果
- テクノロジーを道具にしてものづくりの力がつく
- 創造力がつく
LITALICOワンダー自体の価値
- テキスト教材や授業内容の質は○(申し分ない)
- 先生の質も○
- 子どもの食いつきが非常に良い
- 教室全体がものづくり空間でテンションが上がる
- 先生もスタッフも子どものメンタルや性格に寄り添ってくれる
コスト(費用)
- 高い(オンラインだと少し抑えられる)
コスト(時間や労力、親への負担)
- 大都市にあるので子どもが親の送迎が必要。(子どもが大きい場合はそうとは限らない)
LITALICOワンダーの費用対効果は「妥当」と考え、
うちの場合は利用の検討余地あり、となりました。
それでは、私のLITALICOワンダーの評価がこうなるに至った理由をこれからお話したいと思います。
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LITALICOワンダーの紹介
まずはLITALICOワンダーについての簡単な紹介です。(ご存じの方はすっ飛ばしていただいて大丈夫です。)
対象年齢 | 年長~高校生 |
料金 | 1コマあたりの授業料(90分)6,000〜7,750円 |
授業回数 | 月4回、月8回 |
拠点数 | 関東 17拠点(2022年3月時点) |
特徴 |
|
LITALICOワンダーの5つのコース
LITALICOワンダーには、5つのコースがあります。
- ゲーム&アプリプログラミングコース
- ゲーム&アプリエキスパートコース
- ロボットクリエイトコース
- ロボットテクニカルコース
- デジタルファブリケーションコース
大きく分けると、1と2が「プログラミング」、3と4が「ロボット制作」、5が「ものづくり技術」となります。
それぞれのコースの概要はこうなっています。
① ゲーム&アプリプログラミングコース
- 対象年齢:年長〜高校生
- 身につく力:パソコンの基本操作やプログラミングの基礎から始まり、簡単なテキストコーディングができるようになる
- 授業内容:Scratchでゲームを作ったり、Unityで簡単なアプリを作る
② ゲーム&アプリエキスパートコース
- 対象年齢:小学3年生〜高校生
- 身につく力:Unity,HTML/CSS,JavaScriptなどプログラミング言語を使えるようになる
- 授業内容:言語テキストコーディングで本格的なゲームを作ったりWeb制作をする
③ ロボットクリエイトコース
- 対象年齢:年長〜小学3年生
- 身につく力:ロボットが動く仕組みが理解でき、ロボットを動かすためにプログラミングが学べる
- 授業内容:レゴ エデュケーションSPIKE ベーシックでロボットを動かし、高度なロボット制御をプログラミングで行う
④ ロボットテクニカルコース
- 対象年齢:小学3年生〜高校生
- 身につく力:より複雑な構造のロボットを創作し高度なプログラム制御ができるようになる
- 授業内容:レゴ エデュケーションSPIKE プライムでより高度なロボット制御とプログラミングを行う
⑤ デジタルファブリケーションコース
-
- 対象年齢:小学1年生〜高校生
- 身につく力:3Dプリンタやレーザーカッターなどのデジタル工作機器を使い、ものづくりの技術を身につける
- 授業内容:パソコンやタブレットで立体物や平面のデザインを行い、3Dプリンタで、実際に出力するなど、オリジナル作品の制作に挑戦します。
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LITALICOワンダーの評価:”体験して分かった”LITALICOワンダーの特徴
特徴①:少人数制・ほぼ個別指導型・年齢スキル混合
体験にいったLITALICOワンダー吉祥寺のゲーム&アプリプログラミングコースには、生徒が15人くらいいて、先生が6人いました。
なので一コマあたりの生徒数は多いけれど、生徒2〜3人に対して先生1人がつく「少人数制」で、ほぼ「個別指導型」で授業は進みます。
少人数のじっくり指導型〜
休日午前の体験だったためか小学生低学年から高学年の生徒さんがほとんどで、年長さんもいました。平日夕方など他のクラスだと中高学生もいるとのことでした。男の子が多くて女の子も数名いました。
生徒さんは体験にきた長男のようにScratchをちょっとだけ動かせるよ、くらいの初心者の子どももいるし、中には制御がたくさん入ったプログラムを組んでいる子どももいました。
年齢もスキルも色々で、
いろんな仲間と触れることで
お互い刺激し合うことができるんですね〜
特徴②:直営がゆえのメリットがある(フランチャイズではない)
教室全体が「ものづくり空間」
まず一つ目の直営がゆえのメリットとして、教室全体がプログラミングやロボット制作一色の「ものづくり空間」を作れることにあります。
LITALICOワンダーの公式HPにも書いてありますが、LITALICOワンダーでは「毎日変化する子どもたちのものづくりに合わせて、制作環境を選択できるサポート」し、ものづくり空間を大切にしている姿勢が見受けられます。
LITALICOワンダー吉祥寺も直営の教室なので、壁一面にロボットなどの制作物の写真が飾ってあったり、ホワイトボードがいろんなところに置いてあって子どもたちは自由に思い付いたことを表現できるようになったり、なんたってパソコンがずら〜、ロボットがずら〜、でした。
フランチャイズで英語教室と併設されているプログライング教室の場合、関係ない英語の授業の時間割表だとか仕掛けがあったりで教室全体が英語モードだったりするので、「プログラミングの授業でちょっと場所を間借りさせてもらいますね」という気分になったりもします・・・。
教室入ったら空間全部が、ものづくり空間!
気持ちも切り替わるし、テンション上げ上げ〜↑↑↑
先生の質が安定的に良い
先生は大学生くらいの若者たちで、真面目そうでやる気に溢れ、子どもたちと一緒にプログラミングやロボット制作を楽しんでいる様子でした。
LITALICOのHPをみるとLITALICOワンダーの指導員のアルバイト募集ページがあったので、アルバイトさんなんだろうな〜と想像します。プログラミング系の職歴やスキル・経験が豊富な先生たち、とは言い難いかもしれません。
ですが、私の印象としては先生の多くがプログラミングやロボットのベースのスキルはお持ちの方です。生徒さんの組んでいたプログラムのレベルからして、それを指導できるには知識とスキルが先生側にもないと難しいです。
・・・余談ですが、他のプログラミング教室で特にフランチャイズのところだと多い傾向ですが、プログラミングに関係しない職歴、例えば本職は英語の先生が兼任でプログラミングを教えたりすることがあり、これは個人の考え方ですが、アルバイトであっても、プログラミングが好きでベースがある方に自分の子どもは託したいな、と私は思っています。
プログラミングに精通しているかどうか、は分かりませんが
プログミングやロボット制作が大好きそうで
子どもたちと過ごすことも好きそうな先生たちでした。
直営がゆえに、教室全体がプログラミングやロボット制作のための「ものづくり空間」になっていて、また先生の質が安定的に良いのがLITALICOワンダーの一つの特徴と言えます。
特徴③:多様なコースラインナップ
上記に書いた通り、5種類ものコースがLITALICOワンダーにはあります。
- ゲーム&アプリプログラミングコース
- ゲーム&アプリエキスパートコース
- ロボットクリエイトコース
- ロボットテクニカルコース
- デジタルファブリケーションコース
コースのラインナップが豊富だと、子どもの適性や「好き」に合わせて選択肢が増えることになります。
①の「ゲーム&アプリプログラミングコース」に通っているうちに、プログラミングが大好きになって「もっとプログラミングを極めたい!」と思ったら、②のエキスパートコースに進むことができます。
③の「ロボットクリエイトコース」でロボット制作をしているうちにプログラミングに興味ができてたら、①の「ゲーム&アプリプログラミングコース」に変更することもできます。
プログラミングやロボットを制作しているうちにデザイン制作やリアルなものづくりに目覚めたら、⑤の「デジタルファブリケーションコース」でコンピューターデザイン設計や3Dプリンタ工作を学ぶことができます。
子どもたちの興味を広げる機会がたくさんあって、興味に合わせて柔軟にコースを選択できるのが、LITALICOワンダーの特徴の一つと言えます。
柔軟に対応できる環境があるということですね〜
子どもの可能性を広げていける〜
特徴④:子ども一人ひとりの「メンタルや個性」「理解度・ペース」を尊重している。
子どもの性格をよくみている
これもLITALICOワンダーの大きな特徴の一つと言えますが、先生やスタッフは一人ひとりの個性や性格を尊重します。
母体となるLITALICOの理念は「障害のない社会を作る」です。
LITALICOは、LITALICO発達ナビやLITALICOジュニアなど、発達特性を持った子どもの教育や情報を提供する事業を展開しています。
LITALICOの理念に基づき、LITALICOワンダーも
障害特性に理解ある先生やスタッフが多いです。
そのため、LITALICOワンダー吉祥寺でも、子どもの性格や個性を尊重し、メンタル部分もよく考えて、生徒たちに接している様子が伺えました。
体験にいった長男ですが、他の人に自分のことを曝け出すのが大の苦手、作ったものを評価されるのは大嫌い、話しかけることが苦手な内向的なタイプです。
体験授業でも緊張と不安から、小さなキノコのオモチャをずっと握りしめていました。
先生が自己紹介してくれても、目も合さず無視・・・。
でも先生はそんなことを気にせず笑顔で「よろしくね〜」とサラッと対応してくれました。
このサラッと具合、ありがたかったです。長男のようなタイプは大袈裟に挨拶されると逆に引いちゃって、より頑なになってしまいます。
さらに先生はまず始めに「○○(←自分のことを子どもたちにニックネームで呼んでもらっている)に聞きたいことがあるとき、手を上げて”○○”と声をかけるのと、トントンと肩を叩いて教えてくれるのと、どっちがいい〜?」と長男に選ばせてくれました。
人との付き合い方がうまくない長男の性格を見抜いての対応でした。
長男は肩を叩くことを選択し、それから分からないことがあると静か〜にトントン叩いていました。質問内容も言葉にはできなくて指差すだけだけど、先生はよく分かってくれて、親切に対応してくれました。
授業の最後には、先生に小声で話しかけられるようになっていたよ〜
先生に心を開いたのね〜
一方で、ロボットを作っている生徒さん、めちゃくちゃ元気でなんでも声にでるタイプでした。
そんな生徒さんには先生もアゲアゲテンションで、一緒に一喜一憂していました。
また、じっくりやるタイプの子どもには下手に口出ししません。
体験にいった時の隣の席の生徒さんがじっくりタイプで、先生はチラチラ画面を見て進捗具合は見て気にしていましたが、余計な口出しはしませんでした。
その生徒さんはじーっと考え、考え終わるまで先生は待っていました。考えて分からないことがあったら自分から聞きにいって、その時は先生はちゃんと答えてあげていました。
子どもの性格をよく見ていて、その子どもにあった対応を心がけている先生の姿勢がよく伝わってきました。
理解度・ペースに合わせて対応している
そして、少人数制・ほぼ個別指導型であるがゆえに、子ども一人ひとりの進捗に合わせて、先生は対応を柔軟に変えていました。
長男はScratchで少しプログラムが組めるレベル。ほぼつきっきりで対応してくれました。
反対側に座っている生徒さんは制御が多いプログラムを作っていましたが、バグがあったのかな〜、うまく動かなくて、こちらも先生がつきっきりで一緒にパソコンの画面に食いついていました。
プログラミングは、持ち合わせているテクニックの数も、つまづく点も、人それぞれ。一人ひとりのスキルやペースに合わせてこそ、経験も技術も身につけることができます。
つまづいても、理解してから先に進めるから
分からないが残らない〜
一人ひとりのペースを大事にしてくれるってありがたい〜
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LITALICOワンダーの評価:LITALICOワンダーの体験でやったこと
長男の体験内容と体験用テキスト教材
長男は、マウス操作から始まり、オリジナルテキスト教材とScratchを使って「追いかけっこゲーム」を作りました。
1時間近くみっちりやらせてもらえました。
長男はいつもipadなのでマウスは初めて・・・でも先生は親切に教えてくれました。
途中でマイペースな長男はお絵かきや背景の模様替えにこだわり始め、そんな時間も先生は「長男くんはお絵かき好きなのかな〜」と言って時間をとってくれていました。
そして体験の終わりの時間が近づくと、先生と一緒に私に作った作品を見せてくれました。猫が逃げてマウスでクリックすると猫が止まる、というプログラムでした。
できた作品を「私に見せる」ということも、ちょっとした成功体験の積み重ねを意識してくれているのかもしれませんね。他のプログラミング教室では作ったものを親には見せてくれないことがあるので、こういうちょっとした対応に、LITALICOワンダーの普段から心がけていることが垣間見える気がします。
追いかけっこゲームが面白くて笑っちゃった〜
最後にお土産があって、私はプチハッピーだったのですが・・・
LITALICOワンダーでは、体験で使った立派なオリジナルテキスト教材をもらえます!
さらに、Scratchのアカウントまで!
なので体験で作ったプログラムの続きを、家に帰ってからやれます。
このテキスト、厚さ4ミリくらいのしっかりした教材で、一冊やり終えればScratchの基本的な動作が習得できます。
まさかいただけるとは・・・。LITALICOワンダーがテキスト制作にも自信がないと、なかなか体験にきた人に持って帰っていいよ、とは言えないことです。
テキストにも力を入れているんだろうな〜、と印象を受けました。
オリジナルテキスト教材をもらえるなんて、やったー!
テキスト教材
プログラミングは、子どもの習得度具合や、どんなものを作りたいか、によってマチマチです。
作るものも、壁一面の子どもたちの作品の写真があるくらいいろいろ種類があります。
なので、そんな多種多様なプログラミングに、どうやってテキスト教材は対応しているのか気になって聞いてみました。
そしたら「どんどん教材を作っていかないといけなくて、テキスト教材としては作るのに間に合っていなくて、プリントベースであります〜。」とのことでした。
いやいや、プリントベースでもよく対応なさっているなーというのが私の所感です。
小学校4年生くらいで複雑なプログラムを組んでいる生徒さんがいたのですが、その机の上にはプリントが入ったクリアファイルが置いてありました。
「あんな感じでクリアファイルにプリントが入っていますー。」
さらに「テキストベースで絶対に進む、ってことはなくて、その子が作りたいものや課題としているものに合わせて、作っていくものはいろいろ変わっていきますね〜。」とおっしゃっていました。
一人ひとりにあったテキスト教材や課題を提案できるって、なかなかすごいこと。
カウンセリング
LITALICOワンダーの説明というより、ほぼカウンセリング。長男の性格や適性を30分近くお話しさせてもらいました。
長男の性格や好きなこと・苦手なことから始まり、プログラミングに興味を持った理由やきっかけ、メンタル的に不安定な部分などをじっくり話しました。
そして長男の適性から判断して、どのコースがおすすめか提案があり、LITALICOワンダーが長男にしてあげれて、長男のどこを伸ばしてあげられるか、まで考えてくれました。
最後には、ほぼつきっきりで指導してくれた先生ご本人から、長男の場合はこうやって進めた方がいい、というアドバイスまでくれました。
LITALICOワンダー吉祥寺は、長男のように性格に凸凹がある子どものことも一緒になって考えてくれて、母体となるLITALICOの理念「障害のない社会を作る」がちゃんと生きている場所でした。
子ども一人ひとりのことをみて考えてくれている印象を強く受けました〜。
LITALICOワンダー吉祥寺について
吉祥寺から、6歳長男と一緒にのんびり歩いて7分、大人の足なら4分といったところでしょうか。
目の前にバスも通る大通りがあって、その向かいのちょっと先には東急デパートがあります。ちょっと歩けばパルコやらアトレやらもあるし、洋服屋さんも食べ物屋さんも喫茶店もなんでもあります。なんたって吉祥寺。
授業が終わるまでの親御さんが時間潰しができる場所
周辺にたくさんあるよ〜地味にこれはありがたい・・・
綺麗なビルの重いドアを開けてエレベーターでLITALICOワンダー吉祥寺の入り口に到着。
ベビーカーも置けるくらいの広めの入り口でした。
入ってすぐのスペースには、スタッフの方がいる受付と、テーブルや椅子が置いてあるフリースペースになっていました。
親御さんはそこで子どもが終わるのを待っていたり、子どもは始まるのを待っていたり、スタッフの方は体験に来ている人への説明をしたりしていました。
そして奥に「ものづくり空間」があり、子どもたちはそこでプログラミングしたりロボットを作っていました。
「ゲーム&アプリプログラミングコース」の生徒さんは一人一台のノートPC(Macbook air)が置いてある席に座ってプログラミングを行い、先生は椅子はなくて生徒たちの間を状況に応じて自由に行き来して、対応していました。
ノートPCの席に挟まれるように真ん中の空間で、「ロボットクリエイトコース」の生徒さんがロボットを組んだり動かしていました。床に直接パーツを広げて床の空間を自由に使い、先生と一緒に制作していました。
「ものづくり空間」とLITALICOワンダーは教室を呼称していますが、スタッフの方が色々工夫をしているんだな、と見受けられる教室でした。
壁にはびっしり、子どもたちの作品の写真とコメントが飾ってありました。
この壁について、「この壁の写真には『ちょっとした成功体験』の意味があって、子どもたちには自分の作品をみんなに見てもらえる喜びがあって、そこから生まれる自分すごいぞと思う気持ちを大切にしています」とスタッフの方は言っていました。
カラフルで、空間全部がもの作りの部屋でした〜
LITALICOワンダーの評価:メリットとデメリット
今まで書いてきたことの「まとめ」になりますが、LITALICOワンダーのメリットとデメリットを書きます。
LITALICOワンダーのメリット
メリット① 一人ひとりに合わせた、フルオーダーメイド授業
プログラミングは、つまづく箇所も、培った経験も、持ち合わせたテクニックも人それぞれ。
プログラマーでもそうなのに、学習中の子どもたちとなると、それが顕著です。
なので、子ども一人ひとりの理解度やつまずく点・ペースに合わせて授業を進めていくというのは、なかなか簡単なことではないです。
ですがLITALICOワンダーでは、その日どんなものを作るのかテキスト教材の中身も含めて、一人ひとりに合わせて柔軟に提供できています。
先生もほぼ個別指導に近い形で、生徒一人ひとりと向き合って対応しています。
つまずいても、分からないを放置したままにせず、理解してから次に進むことができます。
メリット② 子どもの性格やメンタルを大切にしてもらえる
母体となるLITALICOの理念「障害のない社会を作る」に基づき、LITALICOワンダーにも、障害特性に理解ある先生やスタッフが多いです。
なので、先生たちは子どものメンタルや性格・適性などをよくみて、子どもたちに寄り添いながら授業を進めてくれます。
長男のように性格に凸凹がある子どもでも、LITALICOワンダーであれば不安少なく預けることができるなー、と思っています。
メリット③ 直営がゆえの、先生の質の安定と、教室自体が「ものづくり空間」
アルバイトの大学生といえどもプログラミングスキルのベースはあり、複雑なプログラムを組んでいる生徒さんの質問にもちゃんと対応できるレベルの先生が教えてくれます。
フランチャイズの教室のように、本職が全く別の先生に教えてもらう、ということがありません。
また、教室全体がプログラミングとロボット制作をするための空間になっていて、環境が子どもたちのアイディアを阻んでしまうことがないよう気を遣った工夫が各所にされています。
フランチャイズの教室のように、教室自体の雰囲気がプログラミングとは関係ないといったことはないし、英語や国語の時間割や教材が貼ってある、ということはないです。
メリット④ 周りにお店がたくさんある街にあるから、待っている間の親の時間潰しは問題クリア
お稽古事や塾で、親の負担となるのが、送迎と待っている間の時間潰しです。
送迎については、渋谷や吉祥寺といった大きな都市にLITALICOワンダーはあるので、おそらく多くの親御さんが送迎をしないといけなくて負担になるのではないかと思います。
ですが、待っている間の時間潰しは、都市にあるが故に大丈夫だと思います。
LITALICOワンダーのデメリット
デメリット① 料金が高い
LITALICOワンダー吉祥寺の価格表と時間割表がこちらになります。
分かってはいたんだす・・・プログラミング教室はどこも高いって・・。
長男の場合は月4回のエキスパートコースじゃないものを通うので、月27,000円です。
月27,000円!
一コマあたり6,750円。
1分あたり75円。
うちは月に27,000円は正直しんどいです・・・。
仮に次男もそのうち通いたいと言い出したら(お兄ちゃんが通っていたら絶対に言う)、月54,000円・・・。
LITALICOワンダー、教室も先生もテキストも気に入ったけれど、最大のネックは金額でした。
とはいえプログラミング教室は、最低月10000円〜の世界。20,000円はざらです。親は覚悟の上でございます。
でも、月27,000円はプログラミング教室の中でも高いです。エキスパートクラスになったらもっと高いです。
もし通うことになったら、お金を無駄にしたくないから何がなんでも休ませない私の姿が想像つきます・・・。
そこで、スタッフの方に聞いてみたところ「振り替えは融通が効きやすいですよ〜」とのことでした。
長男がいくであろう「ゲーム&プログラミングコース」ならば特にコマ数が多いので、もし休むことになっても振り替えがしやすいことはちょっとした安心材料でした。
デメリット② 毎回同じ先生とは限らない
LITALICOワンダーは少人数制ではあるけれど、授複数名の生徒たちが一斉に同じ時間を過ごし、先生も複数人います。
なので、どの先生にあたるかはその日次第。
気に入った先生に出会えたらできればずっとその先生に教えてもらいたいですが、毎回同じというわけにはいかないみたいです。
「同じ先生が教えてくれるのですか?」と気になって聞いてみたところ「先生は何回も同じということはないです」とのことでした。
LITALICOワンダーの先生は大学生のアルバイトさんが多いですからね、大学生は就職活動だったりサークルだったり勉強だったりでバイトである限り働く時間は自由裁量ですし、就活前に辞める先生も多そうです。
フランチャイズだけど個人塾がやっている、みたいなパターンでは、逆に先生は毎回同じなことが多いです。
LITALICOワンダーが大手のプログラミング教室がゆえのデメリットになるかもしれません。
気に入った先生に毎回みてもらいたいのが本音のところ。
だけど、いろんな先生にいろんな角度から教えてもらえるのはいいっちゃいいのかなー
デメリット③ 関東にしか教室がない。けれどオンライン教室がある。
LITALICOワンダーは東京・神奈川・埼玉の19ヶ所にしかありません(2022年6月時点)。
直営でやっているからなかなか全国的に展開というのは難しいのかもしれません。
そこで、実はLITALICOワンダーはオンライン教室も展開しているのです。
3Dプリンタなどアナログ工作がある「デジタルファブリケーションコース」はオンラインには対応していませんが、他の4つのコースは対応しています。
オンラインの場合、教室に通う場合より授業の枠が多く、また通学の時間も必要ないので、時間に融通が効くというメリットがあります。
また、60分授業であり(通いの場合90分授業)、一コマあたりの料金も5,500円(通いの場合約7,000円)と抑えられます。
オンライン教室の場合、時間が融通効きやすくて、金額が抑えられるのは、メリットだな〜
デメリット④ 大きな都市にあるがゆえに送迎が必要。親の送迎の負担がかかる。
渋谷や横浜、吉祥寺と大きな街にあるのでアクセスは良好です。
ですが、それがゆえに多くのご家庭が、近所にあるお稽古事や塾とは違って、徒歩で通えたり自転車で送迎ができたりするわけではないのでは、と想像します。
また、大きな街だと車通りも多いし人も多いので、小学校低学年のお子さんは特にそうだと思いますが、一人で行かせることはちょっとまだ不安で、親御さんの送迎が必要になってくると思います。
親の送迎にかかる負担、これは続けられるかどうかの
見過ごせない判断材料の一つです
メリット・デメリットのまとめ
メリット・デメリットをまとめます。
メリット
- フルオーダーメイド授業
- 子ども一人ひとりの性格やメンタルに寄り添ってもらえる
- 直営がゆえに先生の質が安定・教室全体がものづくり空間
- 都市にあるがゆえに親が待っている間の時間潰しは問題なし
デメリット
- 料金が高い
- 先生が毎回同じということはない
- 関東にしかない
- 親の送迎負担がかかる
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LITALICOワンダーの評価:LITALICOワンダーで身につく力と、その先にあるもの
LITALICOワンダーで、テクノロジーを道具に「ものづくり」できる力を身につける
まず、プログラミングやロボット制作を学ぶと、言わずもがな「論理的思考力」や「問題解決力」は伸びると考えられます。
それ以外に「LITALICOワンダーだからこそ身に付く力は何か」を考えると、子ども一人ひとりに寄り添うことを大切にし、ITとテクノロジーを道具としてものづくりを行うことにこだわっているLITALICOワンダーだから伸ばせる子どもたちの力がみえてきます。
LITALICOワンダーでは、プログラミングやロボットや3DプリンタなどのITテクノロジーを道具として、子どもたちが自分でアイデアや方法を考え出し、試行錯誤を繰り返して形を作っていきます。
先生たちや空間・環境が子どもの創造力を邪魔することはありません。
これは、LITALICOワンダーが言っている「『つくりたい』と思ったものを、自分の力で形にすることができる。それは、未来を自分で切り拓いていく力になる。」まさにそういうことだと思います。
子どもたちはみんな夢中でワクワクしていました。
そういう中で自由で創造性のあるものづくりの力が
伸びていっているのを感じました。
LITALICOワンダーで「小中高のプログラミング教育」や「大学入試科目:情報」の対策準備
昨今、学習指導要領の改訂、アクティブ・ラーニングの導入、大学入試制度改革……と「知識を再生するテストから思考するテストへ」と変わっていく、と教育改革のニュースをよく耳にするようになりました。
これは、親世代が学んできた知識やテクニックではなくて、まさにLITALICOワンダーが伸ばそうとしている「『つくりたい』と思ったものを自分の力で形にして未来を自分で切り拓いていく力」が求めらているということになります。
私の所感ではありますが、LITALICOワンダーに通うことで、子どもたちは自由に創造し自ら学びを切り拓けるようになり、プログラミング教育にも大学入試科目の情報にも、無理なく対応できるようになるのでは、と想像しています。
親世代がやっていたような知識やスキルの
詰め込み式の勉強方法じゃ
この先対応できないってことね〜
LITALICOワンダーで今後のIT社会を生き抜くための力をつける
子どもたちがこの先生きていく時代では、AIに今ある仕事がとって変わられ就職が難しい、と言われています。
キャシー・デビッドソン氏(ニューヨーク市立大学大学院センター教授) は「子どもたちの65%は将来、今は存在していない職業に就く」と話題になった発言もありました。
さらに、マイケル・オズボーン氏(オックスフォード大学准教授)によると「今後10年~20年程度で半数近くの仕事が自動化される可能性が高い」と予測しています。
子どもたちが、AIの仕事がとられていまうような未来であっても生き抜くことができる、IT社会に順応した競争力のある人材に育っていくためにも、LITALICOワンダーが掲げる「テクノロジーを道具にものづくりできる力」はより一層必要になってくるのかもしれません。
LITALICOワンダー金額が高いけど・・・・
もし、子どもが将来月に1万円でも高く稼げる仕事に就いたら・・・
子どもの頃に数年払った毎月27,000円は簡単にペイできる・・・!
参考までにプログラミング思考の重要性やプログラミング教育について、これらの記事に書いてあるので、気になった方は是非読んでみてください。
LITALICOワンダーに通って「テクノロジーを道具にものづくりできる力」を伸ばそう!
お稽古事や塾は、子ども自身の相性や子どものどこを伸ばしたいのか次第であり、何を優先するかで選択するものが人それぞれです。
もし、「テクノロジーを道具にものづくりできる」ようになって子どもたちの「創造力を広げたい」と思う場合は、LITALICOワンダーを選択してみてはいかがでしょうか。
LITALICOワンダーには、それを叶えるための豊富なコースラインナップ、ものづくり空間、そして先生・スタッフ陣がいます。
もし気になった方は是非、お近くの教室やオンライン教室の体験をすることをオススメします。
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LITALICOワンダーをお得に始める方法
最後に、LITAICOワンダーを始める際に費用を少しでも抑えるための方法を紹介します。
キャンペーンを利用する
私が体験しに行った時はこんなキャンペーンをやっていました。
キャンペーンはたびたびやっているようなので、下記URLのLITALICOワンダー公式HPからチェックしてみてください。
今回私は体験に行ってこのキャンペーンをやっていることを知れたので、直接教室に体験に行ってみることをオススメします、
公式サイトをチェックするならば
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まずは体験授業がオススメ
LITALICOワンダーはネットの口コミだと評判がいいけれど実際どうなのよ?と思って体験に行ってみたら、「あら案外当たっている」というのが正直なところの所感でした。
だけど、やっぱり先生の質や教室自体の雰囲気は体験授業に行ってみないと分からないことでした。
なので、もしLITALICOワンダーが気になるな、と思った方は、まずはご自宅の近くにあるLITALICOワンダーの体験やオンライン教室に参加してみることをオススメします。
体験の申し込みはこちらの公式サイトからどうぞ
オーダーメイド型子ども向けプログラミング・ロボット教室【LITALICOワンダー】
また、プログラミング教室は他にもたくさんあります。通信教育もあります。
それぞれ特徴があるので、いくつか体験し比較してみて、どこの教室を選ぶか決めることをオススメします。
送迎時間や費用といったコストを負担するご両親にとっても
「これなら納得!」と思える教室を見つけるために
まずは体験に行ってみるといいかも〜
もし他のプログラミング教室の口コミが知りたい場合はこちらのページをどうぞ。私と長男のリアル体験レポートになります。
それでは、当サイト運営者でwebエンジニア・ママのprogrammamaからのLITALICOワンダーの本気の評価レポは以上になります。
気になった方はぜひLITALICOワンダーをご検討してみてくださいね♪